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株式こうみる:下げ過ぎの印象 戻りのタイミング計る局面に=岡三オンライン証 伊藤氏

[東京 21日 ロイター] -

<岡三オンライン証券 チーフストラテジスト 伊藤嘉洋氏>

今回の大幅安については、米国株の動きが軟化したほか、国内では緊急事態宣言発令見込みから経済正常化が遅れるとの警戒感が広がったことが大きい。しかし、冷静に下げるとここまで大きく下げるほどインパクトがあるかというと疑問が生じるところだ。売られ過ぎの印象が強く、戻りに転じるタイミングを計る局面にきたと言えるのではないか。

現物市場の売買代金をみると実需筋が利益確定を急いだというほど膨らんでいない一方、先物市場では先週末から欧州系証券が日々で1000枚単位売り越しており、そこから急な下げを演出したのは短期筋の売り仕掛けとみることができる。売り仕掛けが目立ち始めた頃は、ちょうど日経平均の日足チャートは三角もちあいが極度に煮詰まっていた。この点に着目すると、環境面の悪化を捉えると同時に、テクニカル面での勝負どころで一気に仕掛け、全体は崩れたとみるべきだろう。

同じようなことは3月の2回の急落時にも起きていた。過去2回は、いずれも下値を叩いた後に急速に戻したが、きっかけ一つで今回も同様の動きになると想定している。

他方、決算については、コロナ禍に対する警戒が再び高まる中で、企業が慎重な見通しを立ててくると想定され、それが下げ材料になったものの、こうした不安感も直近の急落である程度は織り込んだ可能性がある。そうした意味で、22日の日本電産の決算発表と、それを受けた翌日の株価動向に、より注目度が高まるのではないか。

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