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鉱工業生産、3月は前月比+2.2% 自動車寄与し2カ月ぶり増加

 経済産業省が4月30日発表した3月鉱工業生産指数速報は前月比2.2%上昇となった。2カ月ぶりの増加。写真は川崎市の京浜工業地帯で2017年1月撮影(2021年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 30日 ロイター] - 経済産業省が30日発表した3月鉱工業生産指数速報は前月比2.2%上昇の97.7となった。2カ月ぶりの上昇。ロイターの事前予測調査では同2.0%低下と予想されており、これを上回った。半導体不足による減産が懸念されていた自動車の増産が押し上げた。半導体不足は4月以降の自動車生産に響く見通し。

業種別で指数上昇に寄与したのは、自動車、化学、プラスチック製品。特に自動車が前月比7.5%増となり、指数の上昇に占める寄与度は5割に達した。福島沖地震による影響からの挽回生産や海外需要の好調が背景にある。ルネサスエレクトロニクスの火災による半導体部品不足の影響は3月時点では下押し要因になっていないもようという。

電気・情報通信、汎用・業務用機械、半導体・フラットパネル製造装置などの生産用機械などは減産となった。

<4月はコロナ禍前水準回復へ>

企業の生産計画に基づく予測指数は4月が前月比8.4%上昇、5月が同4.3%低下となっている。予測通りならば、4月の指数水準は2015年以降で最高となる見通し。予測指数は上振れる傾向があり、これを考慮した4月予測は同4.6%上昇にとどまる。4.6%上昇と仮定しても、4月の指数は102.2となり、「コロナ禍前の昨年1月の水準を上回る公算が大きい」(経産省)。

経産省は生産の基調判断を「持ち直している」として据え置いた。

もっとも経産省は、自動車関連について「半導体不足の影響が表れる」ため、4月、5月ともに前月比減産を見込んでいる。新型コロナウイルスによる「内外経済の下振れリスクなども十分注視が必要」としている。

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