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UPDATE 1-商船三井の22年3月期は経常減益へ、コンテナ船市況の軟化を想定

(内容を追加しました。)

[東京 30日 ロイター] - 商船三井は30日、2022年3月期の業績見通しについて、連結営業利益が280億円(前年は53億0300万円の赤字)、共同で設立したコンテナ船事業の統合会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)の収益が反映される連結経常利益は1000億円(前年比25.1%減)と経常減益になると発表した。年間配当金については、前期の150円を継続するとしている。

IBESがまとめたアナリスト11人のコンセンサス予想では、22年3月期通期の連結営業利益の平均値は177億円。営業利益見通しはコンセンサスを上回っている。

事業別では、ドライバルクが中国向け鉄鋼原料輸送の旺盛な需要から市況回復が見込まれるほか、自動車船の黒字転換を見込んでいる。一方、コンテナ船事業の経常利益は、コンテナ不足を背景に前期は前年の42億円から1171億円に急拡大したが、市況軟化を想定して今期は520億円に減少すると予想。原油船についても、市況が急騰した前期に比べて減益となる見通しだ。

コンテナ船の市況が軟化するタイミングについて、日野岳穣常務執行役員は「コンテナ不足の背景にあるのは、大規模経済対策によるモノ消費の活発化。ワクチン接種が広がれば、モノ消費からコト消費に移るとみられ、その時期を夏ごろと想定している」と説明。その上で「モノ消費の活発化はコロナ禍によるものであるため、コロナ禍の影響が長引けば、その分、モノ消費が続く可能性もある」と指摘した。

一方、ONEの今年度の見通しについては、合理的な業績見通しの策定は現時点では困難で、未定としている。コンテナ不足に関しては、かなり緩和されたという。

2021年3月期の実績は、連結営業利益が53億0300万円の赤字(前年は237億7900万円の黒字)、連結経常利益が1336億0400万円(前年比2.42倍)だった。ONEの2020年度税引き後損益は前年比32.3倍の34億8400万米ドルだった。 (水野文也)

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