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強もちあい、決算発表見極めつつ個別物色の動きに=今週の東京株式市場

[東京 10日 ロイター] -

今週の東京株式市場は、強もちあいが想定されている。好調な経済指標など環境面は良好だが、米国株が上値追いを鮮明にしても、日本株が連れ高になる展開は考えにくいという。ピークを迎える企業決算の発表を見極めつつ個別物色の動きとなり、好決算銘柄が下支えする相場つきになるとみられる。

日経平均の予想レンジは、2万9100円─2万9800円。

米国の好調な経済統計がマーケット関係者に安心感を与える中、前週末に発表された米雇用統計が期待外れの内容となったことで「金利上昇に対する懸念が後退。底堅い地合いが期待できるようになった」(東洋証券・ストラテジストの大塚竜太氏)という。ただ、国内では緊急事態宣言の延長によってコロナ禍の経済に及ぼす影響が懸念され、引き続き株価の重しとなるとみられる。3月に3万円台を回復した際に商いを消化していたため、戻り売りが厚いことも上値を抑える要因になりそうだ。

また、三菱UFJモルガンスタンレー証券・チーフ投資ストラテジストの藤戸則弘氏は「好調な米国経済と超緩和策の継続で環境はこれ以上望めないほど良好な状態」とした上で「ワクチン接種で経済上向きが鮮明な米国と、不透明感が残る日本とで株価格差が生じるのは当然だ」と指摘。日本株の出遅れ色が強い状態が続くという。

一方、ここから決算発表シーズンは大詰めとなる。これまで好決算ながら事前予測を下回ったという理由で売られる銘柄が目立ったが、「米中の景気指数などが堅調な中、業績見通しが市場予想を下回ったことが急いで売る理由とはならず、じわじわ値を戻す」(岩井コスモ証券・投資情報センター長の林卓郎氏)という。「決算発表を受けて(株価収益率)で物色対象が選別される可能性がある。個別物色の動きとなり、買われた銘柄が株価全体を下支えし、底堅い相場つきになりそうだ」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との声も聞かれる。

タイムテーブルでは、12日にトヨタ自動車が公表する決算が最大の注目点になりそうだ。12日の米4月消費者物価、13日の米4月生産者物価が注目される。

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