for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

為替こうみる:経済回復なき金融相場は機能しない可能性=バンク・オブ・アメリカ 山田氏

[東京 20日 ロイター] -

<バンク・オブ・アメリカ チーフ為替・金利ストラテジスト 山田修輔氏>

市場の混乱の理由の一つとされる新型コロナウイルスの変異株「デルタ」についてはまだ分からないことが多く、不確実性が高い。これまでの「世界経済の回復が進んでいく」というシナリオにリスクが高まってきている。市場は経済の回復・再開を見込むポジションを構築してきたが、足元ではその巻き戻しが継続している。

感染拡大の深刻化で再び各中銀が金融緩和に向かう可能性が出てくれば、緩和長期化の織り込みが進むと思うが、今のところはそういった織り込みの動きはみられない。中銀が(デルタ株の感染拡大に)反応するまでは時間がかかることも予想され、再び金融緩和を行ったところで結局経済再開が見通せないとなると、以前のように金融相場が機能するかどうかも不透明だ。

リスクオフムードが継続する環境下では、ドル/円はドル買いと円買いの綱引きになるのではないか。ただ、今年2―3月にみられたように、経済回復期待で米金利が上昇しドル高をけん引してきた点を踏まえると、足元の経済回復の減速懸念によってドル/円は円高方向の調整が入ってもおかしくないだろう。 (浜田寛子)

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up