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株式こうみる:正常化後ずれ懸念、2万7000円割れシナリオも=三菱UFJMS証 藤戸氏

[東京 20日 ロイター] -

<三菱UFJモルガン・スタンレー証券 チーフ投資ストラテジスト 藤戸則弘氏>

新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」の世界的な感染拡大の動きを受けて、経済の正常化が後ずれしかねないとの警戒感が強まっている。英国、東南アジアで感染者が急増し、米国でも増加傾向となっており、マクロの景況感や企業業績への影響が警戒されている。感染のピークアウトが見えてこなければ、市場心理の好転は見込みにくい。

東京市場では、日経平均の目先の下げは限定的となっている。巣ごもり需要やテレワークの再拡大を見越して米フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)の上昇を受けて半導体関連株が寄り付きからしっかりとなり、指数の下げを和らげた。

一方、景気敏感のエネルギーや素材、資本財は売られている。空運、鉄道、百貨店、外食、レジャーといったコロナ禍の影響を受けやすい業種の回復は後ずれするリスクがある。

ワクチン接種が人口の6割を超えた英国でも新規感染者数が1月のピーク時に迫っている。こうしたデルタ株の抑制の難しさを踏まえれば、国内の緊急事態宣言が8月22日で解除されるかは不透明だ。短期的には、日経平均の2万7000円割れのシナリオもみておく必要がある。

日本株が本格反騰するためには、ワクチン接種率が上昇し、コロナ感染抑制を実感できることが必要条件となるだろう。

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