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株式こうみる:地合い落ち着けば修正高も=東海東京調査センター 中村氏

[東京 20日 ロイター] -

<東海東京調査センター シニアストラテジスト 中村貴司氏>

デルタ株の感染拡大で懸念ムードが漂ってきた中で、テクニカル面で日経平均が下値支持線として意識されていた200日移動平均線を割り込み、一気にセンチメントが悪化した。既に、週間チャートでは13週線と26週線がデッドクロスを形成しており、投資家は戻り売りスタンスを取らざるを得ない状況となっている。ただ、割安感も生じているため、地合いが落ち着けば修正高に向かうのではないか。

きょうは、やはり支持線だった5月安値2万7385円03銭も割り込んだことで、明確な下値の目安が見当たらなくなった。ただ、昨年12月にもみあった水準である2万6000円台は固いとみられ、下値模索が続く場合は、そのレベルで下げ止まるのではないか。大きな流れのテクニカルポイントである、1989年最高値3万8915円から2008年安値7054円まで押した61.8%戻しの2万6745円も注目できる。

日本株はテクニカル的な要因に加え、日経平均が2月の年初来高値を形成した際の信用高値期日が8月に到来することで仮需の整理売りが出やすく、需給面でも一番厳しい時期にあたる。これも下げを促した要因として見逃せない。

ただ、テクニカル面で目先底が確認され、需給悪も一巡すれば、状況が一変する可能性もあるだろう。きょう大幅高となったキヤノンや、先日の安川電機などの業績をみれば、国内企業の決算については上向きが期待でき、ファンダメンタルズ面からみて、日本株は過小評価されている。これを踏まえれば、修正高の余地は大きい。

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