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FOMCこうみる:市場はテーパーより利上げ開始に照準=三井住友銀 宇野氏

[東京 29日 ロイター] - <三井住友銀行 チーフストラテジスト 宇野大介氏>

今回の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明では、最大雇用と物価安定という目標(デュアルマンデート)に向けて、「経済は前進しており、委員会は今後の会合で引き続き進展を評価する」との文言が追加された。

年後半または来年初めにもテーパリング(量的緩和の段階的縮小)が実施される可能性が示唆されたことで、ドルは110.30円付近まで小幅に上昇したが、そこでピークアウトして、110円付近まで押し戻された。

ドルが反落した背景には、パウエル議長が記者会見で、デュアルマンデートについて「顕著な一段の進展には至っていない」、「テーパーの時期に関しては決定していない」などと述べ、テーパーに向けて米連邦準備理事会(FRB)が駒を進めたという声明文の印象が、弱められたことがある。

しかしこの間、ドル/円の値幅は0.3円程度と極めて狭く、声明文も会見もほぼ「無風通過」したと言っていいだろう。

こうした市場の反応に加え、インフレ高進が長引き、FRBはバイデン大統領からも対応を求められていることに鑑みて、今後、市場はテーパリングよりも、その先の利上げ開始時期に照準を合わせていくことになるとみている。

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