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東京外為市場・15時=ドル109円後半、FOMCはほぼ無風通過

    [東京 29日 ロイター] - 
        ドル/円        ユーロ/ドル        ユーロ/円         
 午後3時現在 109.72/74 1.1854/58 130.08/12
 午前9時現在 109.88/90 1.1844/48 130.16/20
 NY午後5時 109.90/93 1.1842/46 130.15/19

    午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の
109円後半。日本時間きょう未明に伝わった米連邦公開市場委員会(FOMC)声明や
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の発言を経て一旦は上昇した米長期金利が、
再び低下傾向となったため、ドルの上値は重くなった。
    
    ドルは早朝109.94円を付けた後、月末を控えた国内実需勢の売りに押されて1
09.69円まで下落。その後は米長期金利が低下したことや、今夜に米国の4―6月期
の国内総生産(GDP)等を控えていることで、積極的なドル買いは見られなかった。
    
    FOMCの声明では、年後半または来年初めにもテーパリング(量的緩和の段階的縮
小)が実施される可能性が示唆され、ドルは前日ニューヨーク市場の午後に110.29
円付近まで小幅に上昇した。
    しかし、その後の記者会見でパウエル議長が「テーパーの時期に関しては決定してい
ない」と述べ慎重姿勢を見せたため、ドルは0.3円程度の上昇分を全て返上した。
    
    三井住友銀行のチーフストラテジスト、宇野大介氏は、「こうした市場の(限定的な
)反応に加え、インフレ高進が長引き、FRBはバイデン大統領からも対応を求められて
いることに鑑みて、今後、市場はテーパリングよりも、その先の利上げ開始時期に照準を
合わせていくことになるとみている」と述べた。            
    
    三菱UFJモルガン・スタンレー証券のチーフ為替ストラテジスト、植野大作氏は「
8月末のジャクソンホール会議まで米国の金融政策関連の材料は乏しくなるため、市場参
加者の視点は米経済指標や財政政策に移る。目先としてドル/円は109円台では底堅く
、110円台では上値の重い動きとなり、110円を挟んで方向感を探る展開が続く」と
予想する。            
    
    ユーロや英ポンドは底堅かった。ユーロ/ドルは一時1.1860ドルと2週間ぶり
の高値圏。英ポンド/ドルは一時1.3940ドルと1カ月ぶり高値を付けた。
    
    オフショア人民元        は1ドル=6.4738元付近と前日から続伸。
    人民元高の背景には、中国当局による一連の規制強化により一旦冷え込んだ投資家心
理が、28日の当局の説明会でやや緩和したことがあるという。
    中国国証券監督管理委員会(CSRC)は28日夜、市場の懸念を緩和するため、大
手投資銀行の幹部とオンライン形式で会合を開いた。
    

    
 (為替マーケットチーム)
 
 
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