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〔マーケットアイ〕外為:ドル109円後半、米インフレ連動債の人気復活 インフレ懸念で

[東京 29日 ロイター] -

<15:46> ドル109円後半、米インフレ連動債の人気復活 インフレ懸念で

ドルは109.80円付近。

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が前日、FOMC後の記者会見で、緩和策の縮小について慎重な姿勢を示したことから、市場では「テーパリングや利上げはまだ先」(証券会社)との思惑が広がり、ドル相場も軟調な足取りとなっている。

一方、米国債市場では、インフレ連動債(TIPS)の人気が復活して、マイナス幅が拡大しており、投資家のインフレ予想はむしろ強まっている。

米5年物TIPSの利回りは、現在マイナス1.950%。前日はマイナス1.967%までマイナス幅が拡大し、5月12日以来のマイナス幅となった。

同利回りは6月15―16日に開催された前回のFOMCでFRBが利上げに一歩踏み出したことで、6月18日にはマイナス1.424%まで縮小していた。 「FRBが早期にインフレ退治に取り込むのであれば、インフレは悪化しないとの見立てがTIPSの利回り上昇(マイナス幅縮小)の理由」(外国銀)だ。

ところが、その後、TIPSの利回りは再びマイナス幅を拡大し始めた。

この背景として、米国の金融引き締めがビハインド・ザ・カーブとなり、インフレを助長するとの懸念が投資家の間で依然根強いことがあるとみられる。

<14:02> ドル109円後半、投資家の懸念後退で人民元は続伸

ドルは109.78円付近。早朝の高値109.94円から下落している。

「前日パウエルFRB議長の会見では、緩和策解除に関する慎重姿勢が印象的だったので、ドルを買い進めにくくなっている」(ストラテジスト)との意見が出ていた。

オフショア人民元は1ドル=6.4770元付近と、朝方の安値6.4932元から持ち直し、続伸している。

人民元高の背景には、中国当局による一連の規制強化により一旦冷え込んだ投資家心理が、28日の当局の説明会でやや緩和したことなどがあるという。

中国国証券監督管理委員会(CSRC)は28日夜、市場の懸念を緩和するため、大手投資銀行の幹部とオンライン形式で会合を開いた。関係筋がロイターに明らかにした。 中国株は前週末に学習塾の非営利団体化を柱とした規制強化の発表を受けて、週央まで売りを浴びていた。中国によるハイテク分野の規制強化もIT関係の中国株の圧迫材料となった。

<12:02> 正午のドルは109円後半で下げ渋り、明確な方向感は出ず

正午のドルは、前日のNY市場終盤(109.90/93円)に比べて小幅にドル安/円高の109.80円付近で推移している。前日の米市場でのドル下落の流れには一服感もみられ、下値を模索する雰囲気はみられなかったが、明確な方向性は定まらなかった。

米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果について市場では「声明文発表からパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見までを振り返ると、マーケット参加者の間では様々な解釈が錯綜したようだ」(三菱UFJモルガンスタンレー証券・チーフ為替ストラテジスト、植野大作氏)との声が聞かれた。

FOMCでは、金融政策正常化に向けた動きが進展したことが確認された一方、テーパリング(量的緩和の段階的縮小)の具体策については示されず、「結果的にドル/円は中途半端な値動きになった」(植野氏)という。

また、利上げ時期についてパウエル議長は「ずっと先だ」との見方を示し、ドルの下落を誘ったが、「マーケット参加者の間では早期の利上げ開始期待が高まっていた裏返しではないか」(国内証券)との意見も聞かれた。

目先のドル/円は110円前後で推移するとみられ、米経済指標や米財政政策に市場の関心が向かうという。

ドルは小動きにとどまる一方、ユーロや英ポンドは底堅い地合い。現在、ユーロ/ドルは1.1854ドル付近で取引され、2週間ぶりの高水準となっている。英ポンド/ドルは1.3928ドル付近、約1カ月ぶりの高値圏で推移している。

<09:17> ドル109円後半で小動き、中国の規制強化に警戒感も

現在、ドル/円は朝方からほぼ横ばいの109.83円付近で推移している。

FOMCについて市場からは、「ややタカ派に傾きはしたものの、総じてみればハト派スタンスが継続された」(国内金融機関)との指摘が聞かれ、ドルは上値の重い展開になるとの見方が出ていた。

また、中国当局による規制強化への懸念も聞かれた。中国当局は民間企業に対する規制強化を進めており、中国株市場は軟調な展開が続いている。

「現時点では為替相場全体に大きな影響はみられないが、規制が一段と強まればリスク回避の円買いやドル買いにつながる可能性もある」(国内証券)という。

<07:50> ドル109.40─110.50円の見通し、ドル下落一巡するか注視

きょうの予想レンジはドル/円が109.40―110.50円、ユーロ/ドルが1.1750─1.1905ドル、ユーロ/円が129.45―130.65円付近。

現在、ドル/円は109.90円付近、ユーロ/ドルは1.1844ドル付近、ユーロ/円は130.17円付近で推移している。

前日のNY市場では、ドルが下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリング(量的緩和の縮小)に関する予定が示されなかったことでドル売りが広がった。

FOMCでは新型コロナウイルスの感染者が増加しているにもかかわらず、米経済の 回復は引き続き順調との見方を表明。また、引き続き明るい見通しを示すとともに、金融 支援策の最終的な撤回に向けた議論を継続する意向を示した。

きょうの為替市場では、ドル下落の流れが一服するかどうかが焦点になりそうだ。昨日の米国時間でドルは110.20円付近まで上昇した後、109.80円付近まで下落した。

市場からは「東京時間では109.60円近辺では押し目買い意欲が強い」(楽天証券・FXディーリング部、荒地潤氏)との声が聞かれ、下値を模索する動きは限定的になるのではないかとの見方が示された。

また、ドル下落の裏でユーロや英ポンドなどの欧州通貨が堅調に推移しているが、「ユーロや英ポンドはこれまで売られ過ぎていた印象。下落一巡後の調整で底堅い動きになっているようだ」(荒地氏)という。

ただ、新規の好材料が出ているわけではないため、積極的な上値追いにつながるかは不透明との声も聞かれた。

主なスケジュールでは、米国で4―6月期GDP速報値(商務省)、新規失業保険申請件数(労働省)、ドイツで7月雇用統計(連邦雇用庁)が公表予定となっている。

全スポットレート(ロイターデータ)

アジアスポットレート(同)

欧州スポットレート(同)

通貨オプション

スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

スポットレート(日銀公表)

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