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東京からパリへ、コロナ下の五輪閉幕 パラと北京の行方が焦点

[東京 8日 ロイター] - 東京五輪は8日夜、17日間の日程を終えて閉幕した。1年以上前にギリシャから到着した聖火を消し、2024年の開催都市パリへ夏季大会を引き継いだ。新型コロナウイルス禍が収束しない中、まずは約2週間後に始まるパラリンピック、来年冬の北京五輪の行方が焦点となる。

<宝塚歌劇団が国歌斉唱>

閉会式は台風9号が九州に上陸する蒸し暑さの中、午後8時に始まった。今大会の日本人金メダル第1号だった柔道の高藤直寿や競泳女子で2冠を達成した大橋悠衣らが掲揚するための日本国旗を持って入場し、宝塚歌劇団が国歌を斉唱した。

今回の五輪には206の国と地域から約1万1000人の選手が参加。このうち閉会式には5000人弱がマスク姿で出席し、フィールド上で東京スカパラダイスオーケストラの演奏などを楽しんだ。来日した選手は、コロナ下のため競技終了後48時間以内に帰国の途に着くことが義務付けられていた。

式の後半には、次回大会の開催都市パリのアンヌ・イダルゴ市長が登場。東京都の小池百合子知事から五輪旗を引き継ぎ、日本で1年以上燃え続けていた聖火が消え、17日間の大会を終えた。

<パラリンピックの観客>

もともと20年7月に開催予定だった東京大会は、同年初めごろから世界的に感染が広がった新型コロナで1年延期された。その後もコロナは収束せず、最終的にほぼすべての競技を無観客にすることを決めた。聖火は延期が決まる4日前に日本へ到着していた。

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大会組織委員会によると、7月1日から8月8月までに確認された大会関係者のコロナ陽性者は436人だった。来日した関係者で入院したのは3人。すでに退院し、重症者はゼロだった。組織委の橋本聖子会長は8日に会見し、「大きな問題を生じさせることなく、最終日を迎えることができた」と総括した。

一方、国内の感染者は五輪期間中に急増。7月1日に1741人だった全国の1日の感染者は開幕前日の22日に5000人を突破、29日には1万人を超えた。開会式から8月6日までに計14万4012人の新規感染者が確認され、コロナ禍が始まってからの累計は100万人の大台に乗せた。

24日からはパラリンピックが始まる。五輪はほとんどの競技が無観客となったものの、パラリンピックはまだ観客の扱いが決まっていない。五輪閉幕後にコロナの感染状況を注視しながら、国際パラリンピック委員会(IPC)や大会組織委員会などが5者協議で決定するとしている。

橋本会長は「現在の感染状況を見ながら、政府の基準がどう示されていくのかも踏まえて、慎重に判断をすべきと思っている」と語った。五輪が無観客になったことについては、「非常に残念だったが、この感染症拡大を続けていく状況の中で、無観客でなければ受け入れてもらえなかったと思っている」と述べた。

<北京五輪、中止求める声>

パラリンピックが終わると、次は北京冬季五輪が来年2月に控える。IOCはかねてから、成功のためには観客が必要との見解を示してきた。

一方、北京五輪を巡っては、西側諸国から中止や延期を求めたり、ボイコットを呼びかける声が出ている。米上院の超党派議員は7月23日、中国当局が新彊ウイグル自治区でイスラム系少数民族を弾圧しているとして、北京からの開催地変更を求める書簡を国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長に送った。

63年ぶりの自国開催となった日本は今大会、過去最多となる27の金メダルを獲得した。米国の39、中国の38に次ぐ3番目の数となった。銀と銅を合わせた合計でも過去最多の58。米国、中国、ロシア・オリンピック委員会、英国に次ぐ5位だった。

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