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SUMCO、公募増資で1280億円調達 半導体ウエハーの生産増強

[東京 30日 ロイター] - SUMCOは30日、国内外の公募増資で約1280億円を調達すると発表した。需要が旺盛な300ミリ半導体用のシリコンウエハー工場を新設するなどして生産能力を増強する。

公募株式数は6000万株で、国内が1500万株、海外が4500万株。発行済み株式総数は約20%増加する。希薄化率は約17%。発行価格は10月12日から15日のいずれかの日に決定する。

手取概算額は約1280億円。SUMCOはこれに自己資金を追加し、佐賀県伊万里市にウエハー工場を建設する。また、長崎県大村市にある子会社の生産設備を増強する。2022年から建設を開始し、23年後半には段階的に操業を開始する予定。

橋本眞幸会長兼CEO(最高経営責任者)は同日行った電話会見で「今回の増強は、顧客との5年間契約で、価格も量も決まっている」と述べ、すでに26年まで供給先が決まった増産であることを明らかにした。

また同社は、台湾でも増産を計画している。橋本CEOは「台湾でも供給責任を果たすため、市場の成長に見合った段階的な増産を検討している」とし、建屋とユーティリティー設備に「相応の投資が必要となる」との見通しを示した。この投資の資金調達手段は未定で、今回の公募増資の資金は充当しない方針。追加の投資判断の時期については「あまり遅れないでしたい」と語った。

足元では半導体不足が顕著になっている。橋本CEOは、コロナ禍や温暖化対策、5Gなどを背景に「想定よりも2―3年早く全てが到来している。サプライヤーが追い付いていない」と述べた。同社も投資については「サプライヤーの供給能力をみながら、順次やっていくことになる」とした。

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