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世界の航空会社、オミクロン株で影響再び 予約停止懸念も

[シドニー/シカゴ 1日 ロイター] - 新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」の感染が世界各地で確認される中、航空会社は運航スケジュールの急な調整や国内市場への依存拡大を余儀なくされるといった事態に再び直面する可能性がある。

 12月1日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」の感染が世界各地で確認される中、航空会社は運航スケジュールの急な調整や国内市場への依存拡大を余儀なくされるといった事態に再び直面する可能性がある。写真はフランクフルトで3月撮影(2021年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

航空会社の書き入れ時であるクリスマスの予約はすでに多く入っているものの、業界では今後の予約が停止したり、すでに回復が遅れている出張旅行にさらなる影響が出ることへの懸念が高まっている。

格付け会社フィッチ・レーティングスは、2021年と22年の世界の旅客数予想を引き下げたと発表した。新たな変異ウイルスの出現で、航空会社にとって不安定な状況が続く可能性が浮き彫りになっていることが背景。

コンサルティング会社MIDASアビエーションのパートナー、Deidre Fulton氏は1日行われた業界のウェビナーで「1年前に戻ったような感じがする。業界の見通しはあまり良くない」と語った。

オミクロン株による航空会社への影響は国や地域、各社のビジネスモデルによって異なっている。

日本航空とANAホールディングスは1日、日本に到着する国際線の新規予約を12月末まで停止した。

香港のキャセイパシフィック航空は、オミクロン株が需要に及ぼす影響を評価するのは時期尚早としている。

一方、米国や中国、ロシアなど国内線市場の規模が大きい国の航空会社は、より不安定な国際線の影響をそれほど受けていない。

UBSの分析によると、米国の航空会社は輸送能力見通しをまだ修正しておらず、12月は19年比87%、来年1月は92%に達すると見込まれている。

欧州では米国と比べて航空各社の国際線への依存が大きく、オミクロン株の影響を受けやすい。

英格安航空会社(LCC)のイージージェットは30日、目先の運航に影響が出ていると明らかにした上で、以前に規制が導入されていた際ほどではないとした。

アジア太平洋地域ではオーストラリア、日本、シンガポール、タイなどがここ数週間にようやく入国規制を緩和し始めたばかりだった。

旅行データ調査会社OAGのチーフアナリスト、ジョン・グラント氏は、日本とオーストラリアがオミクロン株を巡る懸念から一部の外国人の受け入れを延期したことについて、影響は「比較的軽微」だと述べた。

また、世界の航空会社は新型コロナのパンデミック(世界的大流行)に伴い、運航スケジュールを迅速に調整してきたとし、こうした状況は今後も続くと予想した。

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