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上海外為市場=元が年初来高値、上げ幅は限定

[上海 12日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は対ドルで年初来高値を記録。ただ、中国のインフレ鈍化でさらなる金融緩和の余地が生まれる中、元の上げ幅は限定されている。

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が前日、FRBのバランスシート縮小の決定に数カ月かかる可能性に言及したことで、ドル指数は12日、昨年11月以来の安値に下落した。

一方、中国国家統計局がこの日発表した昨年12月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比10.3%上昇となり、伸び率は11月の12.9%から鈍化し、市場予想も下回った。

政府による原材料価格抑制策の効果が表れた格好だが、インフレ鈍化はさらなる金融緩和につながり、元相場の重しとなる可能性がある。

この日の取引開始前に発表された元の対ドル基準値は1ドル=6.3658元と、前日の基準値より26ポイント元高だった。

上海市場の元は1ドル=6.3690元で始まり、一時は昨年12月31日以来の高値となる6.3633元まで上昇した。中盤時点では前日終値比80ポイント元高の6.3653元。オフショア人民元は6.3708元。

ただ、主要国中銀が金融引き締めを開始あるいは準備していることから、元の上昇余地は限られるとアナリストはみている。

ANZの中国担当シニアストラテジスト、Xing Zhaopeng氏は今週、中国人民銀行(中央銀行)が第1・四半期に中期貸出制度(MLF)金利を10ベーシスポイント引き下げる可能性があると予想。「金融緩和の機会は第1・四半期にしかなく、その後はFRBの動向などの影響を受けるだろう」と指摘した。

人民銀は昨年12月、銀行の貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)と銀行の預金準備率をそれぞれ引き下げたが、市場は当局が景気支援に向けてさらなる措置を講じると見込んでいる。

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