[上海 13日 ロイター] - 中国株式市場は下落して前場を終えた。上海市と北 京市が新型コロナウイルスの大規模検査を実施したことを受けて、新型コロナの流行やロ ックダウン(都市封鎖)に対する懸念が浮上している。 米国の高インフレを背景に連邦準備理事会(FRB)の引き締めが長期化し、景気が 急減速するとの懸念も高まっている。 上海総合指数前場終値は36.3253ポイント(1.11%)安の324 8.5088。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 前場終値は54.179ポイント(1.28%)安の4184.814。 香港株式市場のハンセン指数前場終値は612.23ポイント(2.81%) 安の2万1193.95。 ハンセン中国企業株指数(H株指数)前場終値は216.77ポイント(2 .85%)安の7392.79。 中国・北京市で最も人口の多い朝陽区は12日、同地区の繁華街にあるバーで先週発 生した新型コロナ感染拡大を受け、住民に3回の集団検査を実施すると発表した。一方、 上海では週末に大半の市民を対象に集団検査が行われた。 CICCのアナリストは、A株は不安定な取引の中、短期的には反発が続く可能性が あると指摘。ただ国内外の不透明感は強く、下半期のパフォーマンスは経済ファンダメン タルズに左右されるとの見方を示した。 中国人民銀行(中央銀行)が10日発表した5月の人民元建ての新規融資は1兆89 00億元(2826億2000万ドル)と、4月の6454億元から急回復し、ロイター がまとめた市場予想の1兆3000億元を上回った。 ただ、毎月の新規融資のうち38%が短期手形であり、4月の80%から低下したも のの、第1・四半期の10%よりは依然として高く、実質的な信用需要は依然として弱い ことがうかがえる。 中国証券投資基金業協会は10日、ミューチュアルファンド業界の健全な発展に向け た指針を公表し、上級幹部とファンドマネジャーへの賞与の40%以上を3年以上の繰り 延べ払いとし、不正が発覚した場合は従業員に報酬返還を求めるべきだと主張した。[nL4 N2Y00OH] 不動産開発株と観光株は3%以上下落。銀行株<.CSI00095 1>、エネルギー株、インフラ株は2%以上下げた。 香港ハンセンテック指数は3.7%安。アリババ、テンセント<0 700.HK>、美団が4─6%安。 ニュー・オリエンタル・エデュケーション・アンド・テクノロジー・グループ<9901. HK>とその子会社の新東方在線科技がそれぞれ12%、74%急伸。香港紙サウ スチャイナ・モーニング・ポストによると、英語教育のストリーミングを再開した。 中国 前場終値 前日比 % 始値 上海総合指数<.SS 3,248.508 - 36.325 - 1.11 3,256.27 EC> 8 3 50 前営業日終値 3,284.834 1 CSI300指数 4,184.814 - 54.179 - 1.28 4,194.45 7 前営業日終値 4,238.994 香港 前場終値 前日比 % 始値 ハンセン指数<.HS 21,193.95 - 612.23 - 2.81 21,162.5 I> 3 前営業日終値 21,806.18 ハンセン中国株指 7,392.79 - 216.77 - 2.85 7,380.67 数 前営業日終値 7,609.56 (リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)
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