[東京 15日 ロイター] - 駐車場やレンタカー、カーシェアリングなどのサービスを提供するパーク24が3日続落し10%超安となっている。午後9時30分現在、東証プライム市場値下がり率第2位。10日に発表した2022年10月期第2・四半期(2021年11月1日─2022年4月30日)の連結決算は、最終損益が6億円の赤字(前年同期は89億円の赤字)と赤字幅を縮小したものの、市場では「人気だった優待券のタイムズチケットの中止を同時に発表しており、嫌気されている可能性が高い」(国内証券)との声が聞かれる。
同社によると、新型コロナウイルスの感染防止の重点措置が解除された3月以降は持ち直し、4月にかけて回復傾向がみられた。通期の連結業績予想は据え置き、25億円(前年比116億円)を見込む。財務基盤を安定させるため、2022年10月末を基準日とする株主優待制度を中止する。2023年10月期以降の制度の実施は未定という。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」