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FOMCこうみる:目先はアク抜けで株高、インフレ警戒は継続=ニッセイ基礎研 井出氏

[東京 16日 ロイター] -

<ニッセイ基礎研究所 チーフ株式ストラテジスト 井出真吾氏>

6月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の利上げは、市場でも前週末に発表された米消費者物価指数(CPI)の強かった結果を受けて急速に織り込みが進んでいたため、イベント通過でいったんアク抜けし、株価は上昇で反応した。

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は7月の大幅利上げも示唆した。市場では、年内いっぱい利上げが続くとの織り込みが進んでいる。金融引き締めに対する警戒感は、いったん織り込みが進んだとみて良さそうだ。

金融引き締めによる景気悪化への懸念はくすぶるが、まだ顕在化しているとはいえない。小売売上高は前月比減少とはいえ引き続き高水準にある。賃金も増えているし、PMIも節目とされる50を上回っている。ただ、FRBは、多少の雇用を犠牲にしてもインフレ抑制を優先させるとみられる。インフレ高進への警戒は怠れず、当面は不安定な相場が続くのではないか。

次の焦点は6月末発表予定の個人消費支出(PCE)価格指数と見込まれ、月内の日経平均は2万6500―2万8000円のレンジ内での推移とみている。9月以降に利上げ幅が縮んでくるとの見通しがつけば、警戒感は和らいでくるだろう。

一方、為替の急速な円安進行を踏まえ、明日の日銀の金融政策決定会合の結果への警戒感もにわかに浮上している。円高イベントになるかどうかへの目配りは必要になりそうだ。

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