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米欧、経済の軟着陸可能 中銀に十分な信頼=セントルイス連銀総裁

6月17日、米セントルイス地区連銀のブラード総裁は米連邦準備理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB)は、深刻な景気後退(リセッション)を引き起こすことなく物価上昇を抑制するに十分な信頼を持ち合わせているとの見解を示した。写真は2020年5月、ワシントンのFRB(2022年 ロイター/Kevin Lamarque)

[17日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は17日、米連邦準備理事会(FRB)と欧州中央銀行(ECB)は、深刻な景気後退(リセッション)を引き起こすことなく物価上昇を抑制するに十分な信頼を持ち合わせているとの見解を示した。

ブラード総裁は、FRBが前回、急激な物価上昇への対応を迫られた際について言及。「ボルカー元FRB議長の下でのディスインフレは代償が大きかった。ボルカー氏は信頼を勝ち得る必要があった」と指摘。「FRBとECBはかなりの信頼を得ているため、新型コロナウイルス禍後の転換がうまくいけば、米経済とユーロ圏経済のソフトランディング(軟着陸)は可能であることが示されている」と述べた。

米国では約40年前、ボルカー元FRB議長の下で実施された急激な利上げを受け、失業率が急上昇した経緯がある。

FRBは14─15日の連邦公開市場委員会(FOMC)で75ベーシスポイント(bp)の利上げを決定。27年ぶりの大幅利上げに踏み切った。ブラード氏はこれまでも、FRBのインフレへの積極的な対応に支持を表明している。

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