[21日 ロイター] - ロンドン株式市場は続伸して取引を終え た。商品価格の値上がりを受け、鉱業株やエネルギー株が買われた。 景気後退への根強い懸念にもかかわらず、需給の引き締まりを背景 にFTSE350種石油・ガス株指数、鉱業株指数<.FT NMX551020>がそれぞれ1.58%、1.83%上げた。 投資家は、22日に発表される5月の英消費者物価指数に注目して いる。4月のインフレ率は40年ぶりの大きさだった。 世界の中央銀行は、急上昇するインフレを抑制するために積極的に 利上げを進めており、イングランド銀行(英中央銀行)は6月16日に 、政策金利を1.25%に引き上げた。 英国では過去30年で最大規模の鉄道ストライキが21日に始まり 、賃金と雇用を巡る争議に数万人の労働者が参加した。ストは今後数カ 月間で経済全体に拡大する可能性がある。 バス運行会社のゴー・アヘッド・グループ、ファーストグ ループ、ナショナル・エクスプレスは0.7─3.0% 下落。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.32%下げ た。 オンラインスーパー大手オカドは2.5%安。手元流動性 を高めるために5億7500万ポンド(7億0420万ドル)を調達す る計画を発表したことが嫌気された。 好調な通期利益を発表した公共事業サービスのテレコム・プラス<T EP.L>は3.2%高。包装資材のDSスミスも通期の好業績が 好感されて3.7%上昇した。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7152.05 +30.24 +0.42 7121.81 (ーからご覧ください)
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