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米経済の早期安定化見込まず=リッチモンド地区連銀総裁

 6月21日、米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は、米経済が安定した成長、雇用、インフレという以前の10年間の状況に早期に戻る可能性は低いとの認識を示した。写真は米ドル紙幣。2017年6月撮影(2022年 ロイター/Thomas White)

[リッチモンド(米バージニア州) 21日 ロイター] - 米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は21日、米経済が安定した成長、雇用、インフレという以前の10年間の状況に早期に戻る可能性は低いとの認識を示した。

リッチモンドでのイベント終了後に記者団に対し「かなり不安定な時期に入り2年ほどになる」と指摘。これらの経済指標の一部は引き続き不安定な状況を示すというのが、そのような安定回復よりも可能性の高いシナリオだとした。

つまり、今後数カ月あるいは数四半期にわたり、インフレ率が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の水準と、それよりも高い水準の間で揺れ動く可能性があるということだとした。

また、脱グローバル化と全般的な労働市場の人員不足が、インフレを抑制する上で持続的な逆風になる可能性もあるとした。

バーキン氏は「これが私が非常に注目しているリスクだ」と述べた。

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