[11日 ロイター] - 週明けの欧州株式市場は4営業日ぶり反 落して取引を終えた。エネルギー供給の逼迫(ひっぱく)や、中国での 新型コロナウイルスの新規感染拡大で景気後退懸念が高まり、景気に敏 感な銘柄が売られたのが相場を押し下げた。 STOXX欧州600種自動車・部品株指数は2.82% 下落し、ドイツのDAX指数は1.40%安。STOXX欧州 600種資源株指数は1.91%下げた。 中国・上海での新型コロナ感染者数増加で一層の規制につながると の懸念から、金属や鉄鉱石の価格が低迷した。 ドイツにロシア産天然ガスを送る主要パイプライン「ノルドストリ ーム1」は定期保守点検が11日に始まり、10日間にわたって供給が 完全に停止する見込み。欧州の各国政府や市場、企業は停止期間が延長 される可能性を懸念している。 ハーグリーブス・ランズダウンのシニア投資・市場アナリスト、ス ザンナ・ストリーター氏は、投資家はあらゆる産業への影響を懸念して おり、政府の緊急計画に配給制が含まれれば、ロシアからの輸出への依 存度が高い経済圏の成長に大きな打撃となるとの見方を示した。 13日発表の米6月消費者物価指数(CPI)が今後の米金利動向 の手掛かりとして注視されており、その後は企業の第2・四半期決算発 表も注目されている。 免税店などを手掛けるスイスのデュフリーは3.8%高。 空港・高速道路向けのケータリングを展開するイタリアのアウトグリル の買収に合意したのが材料視された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 STOXX欧州600種 415.02 -2.10 -0.50 417.12 FTSEユーロファース 1635.78 -6.00 -0.37 1641.78 ト300種 ユーロSTOXX50種 3471.69 -34.86 -0.99 3506.55 <.STOXX50E > (ーからご覧ください)
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