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シンガポール中銀、金融引き締め臨時決定 インフレ高進に対応

[シンガポール 14日 ロイター] - シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)は14日、金融政策を臨時に見直し、引き締めを決定した。同国が消費者物価高騰への対応を強める中、金融引き締めがインフレ鈍化につながるとの見方を示した。

 シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)は7月14日、金融政策を臨時に見直し、引き締めを決定した。写真はMASのロゴ、2013年2月撮影(2021年 ロイター/Edgar Su)

MASは主要貿易相手の通貨に対してシンガポールドルを非公開バンドの中で上げ下げさせることによる為替レート設定を通じて金融政策を運営。「シンガポールドル名目実効為替レート(SドルNEER)」として知られる政策バンドの3つのレバー(傾き、中央値、幅)を通じて政策を調整している。

MASは今回、政策バンドの中央値を実勢水準にシフトさせることを決めた。バンドの傾きと幅は変更しないとした。

「今回の政策対応はこれまでの引き締め措置に続くもので、インフレの勢いを鈍化させ、中期的な物価安定確保に役立つ」と説明した。

発表を受けてシンガポールドルは対ドルで上昇し、0.7%高の1.3963シンガポールドルを付けた。

メイバンクのエコノミストは「MASは明らかにインフレを非常に警戒している。インフレ高進を阻止するためできる限りの措置を講じる構えだ」と述べた。

MASは、ウクライナ戦争や世界的な供給問題により引き起こされた物価高に対応するため4月に金融引き締めを行った。

2022年のシンガポール国内総生産(GDP)伸び率は3─5%中央値より低い水準になると予想。コアインフレ率は3─4%を見込んでおり、従来の2.5─3.5%から引き上げた。

中銀は4月と10月に定例会合を開く。臨時の政策決定は1月に続き今年2度目。

シンガポール銀行のストラテジストは「中銀はインフレを警戒しており、強い通貨を望んでいると表明している」と指摘。「タイミングや引き締め程度という点では恐らく想定外だった。今後どの程度の追加引き締めがあるかが問題だ」と述べた。

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