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為替こうみる:ドル独歩高で140円超えも視野に=SBI証 上田氏 

[東京 14日 ロイター] -

<SBI証券 外国為替室部長 上田眞理人氏>

前日の海外市場では、6月の米消費者物価指数(CPI)が約40年ぶりの伸びを示したことを受けて、7月26-27日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で100ベーシスポイント(bp)の利上げを市場が織り込みつつある中で、金融引き締めによる景気後退懸念から、米金利は低下し、ドル売りとなった。

ただ、米国は日本や欧州と金利差が拡大する方向は変わらない。トレンドをみる限りチャート的にはドルは上方向を示している。東京市場では思い直しのドル買いが入った。ドルが独歩高となる中で、日銀が金融緩和姿勢を維持していることから、円を買う理由はほとんどない。

米国債では逆イールドが発生するなど米経済について懸念はあるものの、相対的にみれば、欧州や日本よりも優位にあるとみている。欧州の方が景気後退懸念が深刻であることや、日本でも食料品など物価が上昇していく中で、日銀は金融緩和を継続する姿勢を示しており、今後景況感や実体経済に不安が出てくる可能性がある。このため、他に選択肢があるわけでもなく、消去法的にドル買いとなりやすい。

前回138円を付けた1998年をみると、136-138円のレンジ内の滞空時間が長かったことから、138円を一気に抜けるのは難しいとみている。場合によっては136円台に下落する可能性もあるが、状況が変わらなければ、いずれ140円を超えていくだろう。

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