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ファーストリテ、9―5月期純利益は57%増で過去最高 通期予想を上方修正

[東京 14日 ロイター] - ファーストリテイリングは14日、2022年8月期連結の純利益予想(国際会計基準)を前期比47.2%増の2500億円に上方修正した。従来予想では1900億円(前期比11.9%増)を見込んでいた。第3・四半期(3―5月)業績が会社計画を上回り過去最高益になったのに加えて、円安も利益を押し上げた。

 7月14日、ファーストリテイリングは、22年8月期の連結営業利益予想を前期比16.5%増の2900億円に上方修正した。写真はマレーシアのプタリン・ジャヤで2020年6月撮影(2022年 ロイター/ Lim Huey Teng)

連結営業利益予想は前期比16.5%増の2900億円に引き上げた。為替円安が進行していることを受け、第4・四半期の業績予想の前提為替レートを見直した。IBESがまとめたアナリスト12人のコンセンサス予想では、22年8月期の連結営業利益の平均値は2725億円だった。

岡崎健グループ上席執行役員CFO(最高財務責任者)は決算会見で、円安の進行が業績を押し上げたものの、日本円への換算で利益が嵩上げされるのは「おまけの部分」で、グローバルに投資するなどの事業の実態からすると「円安でいいことはほとんどない」との認識を示した。

同社は6月、物流費や資材費の高騰、円安による生産コストの上昇などにより、秋冬物の一部商品を値上げすると発表した。フリースは1994年の発売以来初めての値上げという。

岡崎CFOは「(消費者の)財布の紐は決して緩くない。非常に厳しい」とした上で、品質を落とさずに商品を提供するための決断だったと説明した。春夏物の価格改定については「なんとも言えない」として、言及を避けた。

業績予想の修正を受けて、1株当たり期末配当金を60円増額した。これにより年間配当金は560円から620円になる見通し。

21年9月―22年5月期の連結営業利益は前年同期比19.0%増の2710億円、純利益は同57.1%増の2378億円となり、為替の影響を除いても過去最高を更新した。

国内ユニクロ事業は上期で大幅な減収減益となったものの、第3・四半期はコロナ禍の収束による外出ニーズの高まりを受けて、ブラウスなどの販売が好調だった。3カ月(3―5月)の既存店売上高は前年を7.8%上回った。

海外ユニクロ事業は、9月―5月期の営業利益が同35.8%増と大幅増益となった。第3・四半期もアジア・オセアニア地域や欧米での業績が引き続き好調だった。円安も寄与した。

(浦中美穂)

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