[6日 ロイター] - 欧州株式市場は不安定な値動きの中、反発 して取引を終えた。ドイツのDAX指数は0.87%高。自動 車メーカー銘柄の上昇が寄与した。 5日はエネルギー危機と景気後退懸念で下落していた。 投資家は、天然ガスパイプライン「ノルドストリーム1」を通じた 欧州へのガス供給の停止に関する最新情報を注視している。冬の欧州電 力不足の懸念が高まり、欧州連合(EU)は加盟国政府に企業、家計へ の数十億ユーロ規模の支援対策を促している。 エクイティ・キャピタル(英国)の首席マクロエコノミスト、スチ ュアート・コール氏「今日の動きは何よりも支援策を好感した上昇だ。 これがいつまで続くのかは疑問だ。支援策が出てきているとはいえ、欧 州の見通しは依然としてかなり暗く、株価が底打ちしたとはまだ確信を 持てない」との見方を示した。 ドイツの7月の鉱工業受注指数は前月比1.1%低下し、6カ月連 続のマイナスとなった。ウクライナ戦争が打撃となった。 ドイツ自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は3 .7%上げた。傘下の高級スポーツカーメーカー、ポルシェの新規株式 公開(IPO)計画の発表が好感された。 ドイツの料理宅配会社デリバリー・ヒーローは7.7% と急上昇。成長加速と利益向上を背景に米金融大手モルガン・スタンレ ーが「オーバーウエート」に格上げしたのが材料視された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 STOXX欧州600種 414.38 +0.99 +0.24 413.39 FTSEユーロファース 1635.12 +2.19 +0.13 1632.93 ト300種 ユーロSTOXX50種 3500.14 +10.13 +0.29 3490.01 <.STOXX50E > (ーからご覧ください)
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