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米CPIこうみる:市場の期待裏切る結果、パニックの印象はない=JPモルガン証 山本氏

[東京 14日 ロイター] -

<JPモルガン証券 債券ストラテジスト 山本宏紀氏>

8月の米消費者物価指数(CPI)は前月比ベースでヘッドラインとコアのどちらも上振れたが、特にサプライズとなったのはコアの加速だ。株のみならず、金利サイドでも一定程度「今回のCPIは弱い」という考えがあったと思われるが、見事に期待を裏切られる結果となった。これを受けて米金利は短中期を中心に大きく上昇した。

今月の連邦公開市場委員会(FOMC)での100ベーシスポイント(bp)利上げを想定する参加者も一部いるようだが、6月のFOMC前のブラックアウト期間中のCPI公表時とは異なり、市場がパニック状態であるとの印象は受けない。

どちらかと言えば、1会合で未知の100bp利上げを行うのではなく、9月は75bp利上げを行って11月のFOMCでも75bp利上げを行う、また最大の焦点は1会合当たりの利上げ幅というよりターミナルレート、という考えの方がコンセンサスに近いのではないか。

とはいえ、FOMCまでは市場の織り込みに注意が必要だろう。ブラックアウト期間中であるため、連邦準備理事会(FRB)高官はオフィシャルなコミュニケーションチャンネルを通して市場の期待に働きかけることができない。

今のところ大きなサプライズになるとは考えていないが、あさって16日に発表されるミシガン大学サーベイのインフレ期待も市場では注目材料になってくるだろう。このほか、6月FOMCの際にいち早く方向性を報じたメディアの報道にも注意しておきたい。 (植竹知子)

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