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中国人民銀、1年物MLF金利据え置き 元安を警戒か

[上海 15日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は15日、中期貸出制度(MLF)を通じて資金を一部ロールオーバーし、市場の予想通り金利を2.75%に据え置いた。

人民銀は8月に1年物MLF金利を予想外に引き下げたため、大幅利上げを継続する米国など主要国との政策の乖離(かいり)が広がり、人民元相場の下落圧力が強まった。このため政策の調整余地が狭まり、緩和を一時停止するに至ったとみられる。

人民銀は1年物MLFで4000億元(574億6000万ドル)を金融機関に供給した。

この日は6000億元相当が満期を迎えることから差し引きで2000億元の吸収となった。

人民銀は声明でこの日の金融調節によって「銀行システムの流動性は適度に潤沢な水準に維持される」とした。

今週実施されたロイター調査では、回答した市場関係者28人のうち27人が1年物MLF金利の据え置きを予想、1人は小幅な引き下げを予想していた。

ANZの中国担当シニアストラテジスト、ケイ兆鵬氏は金融緩和の一時停止は当局が元安を警戒している表れだと指摘。「中銀は比較的高い水準で適度に潤沢な流動性を維持し、追加で資金供給が必要な分は税還付や財政出動で埋め合わせてもらうつもりかもしれない」とした。

10月に預金準備率を小幅に引き下げ、四半期毎の納税の影響を相殺すると予想した。

人民元の対ドル相場は8月半ば以降、3%超下落し、心理的な節目である1ドル=7元に迫った。

メイバンクのアナリストは「人民銀が(米中間の)金利差を広げてドルに有利になる措置を講じる可能性は低い」と分析。景気を下支えするために2023年第1・四半期までに10─20ベーシスポイント(bp)の引き下げを行うと見込んだ。

人民銀はこの日また、期間7日のリバースレポを通じて20億元を供給した。金利は2.00%で変わらずだった。

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