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FOMCこうみる:ドットチャート上振れたが、会見は穏やか=大和証 末廣氏

[東京 22日 ロイター] -

<大和証券 チーフエコノミスト 末廣徹氏>

強い米CPI(消費者物価指数)などを受けて市場では警戒感が強くなっていたが、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は質疑応答の冒頭でジャクソンホール会合から見方は変わらないと述べており、スタンスに変化がないことは朗報だった。記者会見は穏やかでハト派の印象を受けた。

ドットチャートはやや上振れ、中央値は11月に75ベーシスポイント(bp)、12月に50bpの利上げ、23年にさらに25bpの利上げが予想され、短期的にはややタカ派的だったとみる。一方で24年に3回、25年には4回の利下げが予想され、ロンガーランも2.5%で維持されたことから、長期的にはハト派的。

短期的な利上げ見通しが引き上げられ、ドッツを反映したフェアバリューは2年金利が4.4%、10年金利が3.1%と推計できる。このため、現在の2年金利4.0%、10年金利3.5%の水準からはフラット化が進むだろう。

イベント通過の安心感や一段のタカ派リスクが低下する中、年内に10年金利は3.0%を割り込む可能性があると予想する。

低下余地については、逆イールドがどの程度許容されるかがポイントとなるが、短期金利が上昇すればドルの調達コストが高くなるため、長期債の買い手は減少する。7月に接近した10年金利2.5%を試す可能性は低下している。 (植竹知子)

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