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インタビュー:円安で訪日客増に期待、水際緩和なら「爆発的に復活」=ピーチ社長

ANAホールディングス傘下の格安航空会社ピーチ・アビエーション(大阪府田尻町)の森健明社長は22日、ロイターのインタビューで、円安が追い風となる中でインバウンド(訪日客)が「爆発的に復活」すると述べ、新型コロナウイルスの水際対策のさらなる緩和に期待を示した。写真は成田空港を離陸するピーチ・アビエーション機。2021年6月撮影(2022年 時事通信)

(3段落目の韓国、台湾の表現を明確にしました)

[東京 22日 ロイター] - ANAホールディングス傘下の格安航空会社ピーチ・アビエーション(大阪府田尻町)の森健明社長は22日、ロイターのインタビューで、円安が追い風となる中でインバウンド(訪日客)が「爆発的に復活」すると述べ、新型コロナウイルスの水際対策のさらなる緩和に期待を示した。円安が逆風となる日本発のアウトバウンドも、競合より割安な運賃を維持することで需要の取り込みは可能とした。

コロナ前はピーチの国際線旅客数の約7割をインバウンド需要が占めており、観光目的の利用が多い。森社長は、ビザの免除や個人旅行の解禁など「日本政府の入国制限がさらに緩和された瞬間から、爆発的に需要は復活すると思う」と語った。

インバウンドに規制がある現状は「圧倒的にアウトバウンド旅客が多い」といい、特に観光目的でもビザなしで入国できる韓国、さらに台湾が人気だという。足元で続く円安はアウトバウンドにはマイナスに作用するが、「これまで旅行に行けなかったストレスを一気に発散したい旅客の旺盛な需要はある」と指摘。特にピーチが運航している韓国や台湾など近隣への海外旅行需要は「確実にある」と述べた。

森社長は「アウトバウンド旅客がこのままのボリュームで維持でき、そこにもともとのインバウンド需要が回復すれば、国際線旅客数は相当増えるはず」と説明。機材の稼働の効率性を考えると、コロナ前の国際線4割・国内線6割という売上比率はバランスが良く、同割合のまま母数が拡大するのが「いちばん理想的」とした。

あらゆるコストが上昇する中、運賃の値上げについては「世の中全体が上がるのに応じてピーチも値上げせざるを得ない。それでも(相対的に)安い水準を目指す」と述べた。一方で、コストは「企業努力で吸収できるレベルを超えている」とした。

機材のリース料はドル建てが中心でコストは膨らむが、今年度のリース料はすべて為替ヘッジ済みで「ある程度は安定化している。円安の影響を100%かぶることはない」とする一方、「来年度以降のヘッジをどうしようか悩んでいる」と話した。

燃料価格も原油価格自体の上昇に加え、「円安の影響で非常に燃料価格が高くなっており、コストの大部分を占めているので非常に大きなインパクトがある」と語った。

(白木真紀 編集:久保信博)

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