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為替介入こうみる:効果は一時的か、数日で水準戻る可能性=三菱UFJMS証 植野氏

[東京 22日 ロイター] -

<三菱UFJモルガンスタンレー証券 チーフ為替ストラテジスト 植野大作氏>

政府が円買い介入をしても効果は一時的で、今後、円売り投機を招く可能性があるとみている。その理由は3つある。

1つ目は、日銀が金融緩和政策を行っている中で、財務省が円買い介入するというのは、政策として整合性がとれないからだ。円安を止めるために金融引き締めをしながら円を買うのであれば効果はあるが、国内の政策の整合性がとれない「ちぐはぐ介入」なので、効きが甘いとみている。

2つ目は、日本政府の単独介入であるためだ。過去の介入でも、単独で介入を行ったときは、短いと数日、長く続いても数週間で元の水準に戻ってしまう傾向がみられた。米国はインフレ抑制を最重要視しているので、ドル売り介入で協調してくれるとは思えない。

3つ目は、今回の介入は円売りではなく、外貨売りの介入であるためだ。現在政府は1.3兆円ほど外貨を持っているので、複数回(介入が)できるが、そうは言っても無限にはできない。どこまで外貨を取り崩すのか、市場に試されるリスクがあるだろう。

介入が実施されたのが1ドル=145.80円レベルと推測されるので、早ければ数日、数週間くらいで(同水準に)戻ってくるのではないか。ただ、介入することに全く意味がないかというと、市場がスピード違反になっている状況で、スムージングオペという意味合いはあるだろう。

150円台でドルを買うのが嫌だと思っている国内輸入企業に対し、140円台でドルを買わせるチャンスを一時的に与えたという、激痛緩和措置的な意味もあるのではないか。

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