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過度な変動繰り返せば「断固たる措置」と神田財務官、円32年ぶり安値

神田真人財務官は現地時間14日、米ワシントンで記者団に対し、足元の為替動向について「やや激しい動きだと思う」と語った。写真は1月31日、ロイターのインタビューに応じた際の神田財務官。東京で撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)

[ワシントン/東京 15日 ロイター] - 神田真人財務官は現地時間14日、米ワシントンで記者団に対し、投機的な動きを背景にした過度な為替変動には「適切に対応する」と述べた。為替の過度な変動や無秩序な動きは経済に悪影響を及ぼすとし、「過度な為替の動きが繰り返されるようなら、断固たる措置をとる用意がある」とも話した。

主要7カ国(G7)は13日まで開かれた財務相・中央銀行総裁会議で「多くの通貨が急激に変動している」との懸念を共有した。神田財務官は「今後いっそう主要国の間で意思疎通が密になると思う」とし、為替変動に対する警戒感の高まりをにじませた。

一方、協調介入などの具体策については「答えかねる」と明言を避けた。

14日の外国為替市場で円相場が一時、1ドル=148円台後半まで下落し、約32年ぶりの円安水準を更新したことに関しては「相場についてコメントすることはない」とする一方、「やや激しい動きだなと考えている人が多いと思う」と語った。

*内容を追加しました。

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