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NATO、ロシアの核に核で応じず=エストニア大統領

カナダ訪問中のエストニアのアラル・カリス大統領(写真左)は22日、ウクライナが得られる唯一の安全保障は北大西洋条約機構(NATO)加盟であり、時間はかかるがいつかは実現するとの見方を示した。トルドー首相(右)とも会談した。(2022年 ロイター/Carlos Osorio)

[トロント 22日 ロイター] - エストニアのアラル・カリス大統領は22日、ウクライナが得られる唯一の安全保障は北大西洋条約機構(NATO)加盟であり、時間はかかるがいつかは実現するとの見方を示した。同時に、ロシアによる核のエスカレーションにNATOが核を持って対応することはないとの考えを示した。

カリス大統領はトロント大学のムンク国際問題・公共政策研究所で行った講演で「ウクライナはNATO加盟を希望している。エストニア人として、NATO加盟による安全保障が唯一の安全保障であると断言できる」とし、「NATOの一段の拡大とウクライナの加盟申請を真剣に検討しなければならない」と述べた。

「ウクライナのNATO加盟は戦争が終わった翌日に実現するものではない」としながらも、スウェーデンとフィンランドの加盟手続きが迅速に進んでいることに言及し、ウクライナの加盟も「いつかは必ず実現する」と予想。エストニアのようにまず欧州連合(EU)に加盟し、その後にNATOに加盟するのが現実的との見方を示した。

また「ウクライナによる領土の一体性の回復はロシアの敗北を意味し、これがロシアの不安定化、もしくは崩壊につながる可能性があるとの懸念は認識している」と言及。ロシアがウクライナ以外の国も攻撃する事態になれば、バルト3国などの欧州の国だけではなくNATO加盟国が対象になるとし、その場合はNATOは対応するとの見方を示した。ただ、ロシアのプーチン大統領が「核のボタン」を押したとしても、NATOが核を持って対応することはないと断言した。

カリス大統領はノバスコシア州で開催されたハリファクス国際安全保障フォーラムなどに出席するためにカナダを訪問。カナダのトルドー首相とも会談した。

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