[東京 6日 ロイター] - 総務省が6日発表した10月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は前年比1.2%増となった。ロイターがまとめた事前予測1.0%増をやや上回った。季節調整済み前月比では1.1%増となった。
消費支出の前年比プラスは5カ月連続。季調済み前月比では2カ月連続のプラスとなる。
専門家の間では「値上げの影響が一部の生活用品などにみられるが、年内は、外出機会の拡大で消費は堅調に推移するだろう」(SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミスト)との見方が出ている。
消費支出の実額は29万8006円で、教養娯楽サービスなどの「教養娯楽」、洋服などの「被服および履物」、家賃地代などの「住居」の順でプラスに寄与した。
統計によると、教養娯楽が前年比プラス8.0%だったほか、被服および履物は14.9%、住居は6.0%の伸びとなった。
一方、授業料などの教育は前年比19.0%減、食料も0.4%のマイナスだった。
*総務省の発表資料は以下のURLでご覧になれます。
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