[28日 ロイター] - 連休明けロンドン株式市場は続伸し て取引を終えた。中国による新型コロナウイルス規制撤廃を背景に鉱業 株や銀行株が買われたのが相場を押し上げた。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.29%高。 中国政府は26日、入国時の隔離義務を来年1月8日に解除すると 発表。ただ、世界の市場では新型コロナ感染者急増への不安も広がった 。 スイスクオート銀行のシニア市場アナリスト、イペック・オスカル デスカヤ氏は「経済活動が麻痺するほどの感染拡大でなければ、市場心 理にとっては大きな問題にはならないだろう」と述べた。 中国の規制緩和による需要改善への期待感から銅価格が値上がりし たため、FTSE350種鉱業株指数は0.50%上昇 。 中国を中心に事業を展開する保険大手プルーデンシャル、 金融大手HSBCはそれぞれ0.6%、1.5%上げた。 FTSE100種指数は200日移動平均線と50日移動 平均線が7月以来、初めて交差。短期が長期を下から上に突き抜ける「 ゴールデンクロス」と呼ばれるテクニカル現象となった。 格安航空会社(LCC)ウィズエアー、イージージェット はそれぞれ4.1%、2.3%下落。イタリアの反トラスト( 独占禁止)規制当局が、航空会社によるシチリア島発着便の価格操作の 可能性について調査を開始したことが嫌気された。 仮想通貨のマイニング会社アルゴ・ブロックチェーンは7 6.7%急上昇。倒産回避のためマイニング施設ヘリオスを売却すると 明らかにしたことから買いが膨らんだ。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7497.19 +24.18 +0.32 7473.01 (ーからご覧ください)
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