ホットストック：三菱ケミカルＧが逆行高、ロイヤルティー有効の判断受け収益計上

［東京　１７日　ロイター］ - 三菱ケミカルグループが逆行高となっている。同社は１６日、２０２３年３月期の連結営業利益予想を前期比３４％減の２０００億円（従来予想は７１０億円）に上方修正したと発表し、手掛かりになっている。

子会社の田辺三菱製薬に対するスイス製薬大手のロイヤルティー支払義務を巡り、仲裁手続きで有効と判断されたことを受け、これまで認識していなかった売上収益約１２６０億円などを計上する見込みとなった。

売上高予想は同１６％増の４兆６４００億円（従来予想は４兆５１４０億円）に、純利益予想は同３３％減の１１８０億円（従来予想は２８０億円）に上方修正した。