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訂正-午後3時のドルは上昇134円後半、一時年初来高値を更新 米利上げ長期化観測で

(表中の午後3時のユーロ/ドルの値を「1.0637/71」から「1.0637/41」に訂正します)

 2月17日 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(133.94/95円)から上昇し134.73/75円付近で取引されている。写真は1ドル紙幣。2021年11月撮影(2023年 ロイター/Murad Sezer)

[東京 17日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(133.94/95円)から上昇し134.73/75円付近で取引されている。米利上げ長期化観測を背景にドルは堅調で、一時は年初来高値(134.78円)を上抜け134.81円まで上昇した。

ドルは朝方は134円前半を中心とした取引だったが、仲値にかけて実需による買いフローが入ったとみられじりじりと上昇。時間外取引の米長期金利が一時3.90%と昨年12月以来の高水準を付けたことから、短期筋によるド買い戻しも入った。「年明け以降、円高を見込んでいた向きが強かったせいもあり、巻き戻しの動きとなりやすい」(国内金融機関)との声が出ていた。

1月の米卸売物価指数(PPI)が予想を上回ったことや米連邦準備理事会(FRB)高官の積極的な金融引き締め姿勢を背景に、米国の利上げが長期化するとの見方が広がっている。

SBIリクイディティ・マーケットの金融市場調査部長、上田真理人氏は「市場は米利上げ幅が再び50ベーシスポイント(bp)となる可能性を織り込み始めており、それがドルの買い戻しにつながっている」と指摘。今後発表される米経済指標でファンダメンタルズを確かめながら、「ドルはじわじわと上昇していく」とみている。

セントラル短資FXの市場業務部専任部長、富永貴之氏は「日銀が今後、政策修正を行う可能性は充分高いものの、目先では米国の強いインフレ指標が意識されやすく、ドルは強含む展開となりやすい」とし、テクニカル的には137ー138円まで上値を伸ばす可能性があるとの見方を示した。

米セントルイス地区連銀のブラード総裁は16日、前回の会合で0.50%の利上げが決定されることを望んでいたとし、次回会合でいかなる選択肢も排除しない述べた。クリーブランド地区連銀のメスター総裁は個人の見解としつつも、インフレが上振れした場合はFRBが今後より積極的な利上げに踏み切る可能性があると述べた。

ドル/円   ユーロ/ドル     ユーロ/円

午後3時現在 134.73/75 1.0637/41(訂正)  143.32/36

午前9時現在 134.06/08 1.0664/68      142.98/02

NY午後5時 133.94/95 1.0668/72      142.95/99

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