[17日 ロイター] - ロンドン株式市場は反落して取引を 終えた。利上げ長期化への懸念を背景に原油価格が値下がりしたことを 受け、エネルギー株が売られた。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.46%安。 石油大手のBP、シェルがそれぞれ1.4%、1. 8%下落。FTSE350種石油・ガス株指数も1.6 5%下げた。米国のさらなる利上げが需要を圧迫する可能性があるとの 懸念に加え、豊富な供給の兆しがあることも原油先物相場を押し下げた 。 ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズのマルチアセット部門責 任者、ポール・オコナー氏は「米国の非常に強い経済指標と、かなりタ カ派的な中央銀行高官の発言を考慮し、投資家は政策金利に対する見通 しを再考している」と述べた。 イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミスト、ヒュー・ ピル氏は、英中銀の今年の利上げペースは昨年より鈍化する公算が大き いが、金融引き締めサイクルを過度に早期に終了させないように注意す る必要があるとの見方を示した。 英銀のナットウエストは6.9%下落。金利上昇は、投資 家が望む長期的な利益拡大をもたらさない可能性があると警告したこと が嫌気された。 FTSE350種銀行株指数は0.79%下げた。 不動産投資信託のセグロは3.6%上昇。通期決算で賃貸料の 伸びや、税引き前利益の大幅増を報告したことが好感された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 8004.36 -8.17 -0.10 8012.53 (ーからご覧ください)
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