[東京 20日 ロイター] - 任天堂は小安い。同社を巡っていは17日、サウジアラビアの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が、保有比率を7.08%から8.26%に引き上げたことが明らかになっており、朝方は買いが先行した。ただ、その後はマイナスに転じた。
市場では「業績面の不透明感がくすぶり、上値を追いにくい。思惑で買われたところでは、戻り待ちの売りが上値を抑えているようだ」(国内証券のストラテジスト)との声が出ている。
PIFは市場内で取得し、保有目的は純投資としている。任天堂株について昨年5月に5.01%保有したとする大量保有報告書を提出。昨年12月ごろから市場内で株式を継続的に取得しているが「上値を買ってくることはないのではないか」(同)との思惑が聞かれる。
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