[東京 20日 ロイター] - 大同特殊鋼が堅調に推移している。大和証券が17日付のリポートで、目標株価を従来の4400円から5800円に引き上げ、投資判断を「中立」から「強気」へ引き上げたことが手掛かりになった。株価は一時3.8%高まで上昇した。
同リポートでは、特殊鋼製品の値上げ進展効果などを織り込み直した。主力の構造用鋼では7割程度の需要家と電力サーチャージ制の導入が予定され、電気料金上昇による損益悪化は回避可能と見込まれるという。特殊鋼在庫循環は現状がボトムレンジだとし「今後の需要回復時にはさらなる利益上積み余地にも注目出来る」と指摘している。
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