ホットストック：ゆうちょ銀行が急反落、6％超安　日本郵政がゆうちょ株売却との報道で

［東京　２２日　ロイター］ - ゆうちょ銀行が急反落し、６．１％安で推移している。午前９時２５分現在、東証プライム市場の値下がり率第２位となっている。ゆうちょ株は前日に昨年来高値を更新しており、市場では「日本郵政によるゆうちょ株追加売却の報道が格好の売り材料となったようだ」（国内運用会社）との指摘が聞かれた。「投資家は、いずれは売却の話が出るだろうと想定していたのではないか」（同）という。

ロイターは２１日夜、事情に詳しい複数の関係筋の話として、日本郵政が年度内の売却を想定し、同行株式を売却する方向で調整に入っており、決定すれば規模は１兆円を超える可能性がある、などと報じた。

日本郵政は２２日、同行の株式を売却する方向で調整中とのロイター報道について、「資本政策の観点からさまざまな選択肢を検討しているが、当該案件の実施の有無、規模や時期を決定した事実はない」とのコメントを発表した。