[香港 22日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで7週間ぶりの安値。S&Pグローバルが21日発表した2月の米総合購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回り、米利上げが長期化するとの観測でドルが買われている。
アナリストによると、週内は中国国内で政策や経済指標の発表が予定されておらず、主にドルの動向が人民元相場を左右する見通し。
オフショア人民元は午前の取引で1ドル=6.9元台に下落。1月4日以来の安値を記録した。
スポット市場のオンショア人民元は1ドル=6.8792元で取引を開始。中盤のレートは6.8930元と、前日終値比で60ポイント、基準値比で0.25%の元安となっている。
オンショア人民元は、今月に入り2%下落。1月の上昇率2.2%のほぼ全てを失った。1月は中国の国境再開を受けて元が買われていた。
中国人民銀行(中央銀行)は、この日の基準値を1ドル=6.8759元に設定。前日基準値(6.8557元)に比べて元安水準だった。
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