[22日 ロイター] - 欧州株式市場は続落して取引を終え た。好調な経済指標が発表されたことで利上げ長期化への警戒感が高ま った。米連邦準備理事会(FRB)が前回開催の連邦公開市場委員会( FOMC)議事要旨を公表するのを前に、様子見の姿勢も見られた。 STOXX欧州600種銀行株指数は1.62%下落。 資源株指数は2.12%、石油・ガス株指数は1.32 %とそれぞれ下げた。利上げへの警戒感や主要消費国、中国の需要見通 しを巡る懸念で、コモディティー(商品)価格が下落したことから売ら れた。 ハーグリーブス・ランズダウンの金融・市場部門責任者、スザンナ ・ストリーター氏は「FRBが年内に利下げするかもしれないとの大き な期待が打ち砕かれ、物価上昇を抑えるために最大3回、連続利上げが 必要になるかもしれないという不安に取って代った」と指摘した。 ドイツのヘルスケア大手フレゼニウスは4.4%下落した。 2023年の減益予想が重しとなった。 オランダの半導体製造装置メーカーのBEセミコンダクター<BESI. AS >は10.2%上昇。最近の米中関係の緊張は売上げや受注に影響し ていないと述べたことが材料視された。 自動車メーカー、ステランティスは2.2%上昇。人気 車種の品ぞろえと価格戦略が寄与し、22年下半期決算が17%の営業 増益だったと発表したことが好感された。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 STOXX欧州600 462.22 -1.55 -0.33 463.77 種 FTSEユーロファー 1826.14 -5.29 -0.29 1831.43 スト300種 ユーロSTOXX50 4242.88 -7.52 -0.18 4250.40 <.STOXX50E 種 > (ーからご覧ください)
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