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上海外為市場=元7週間ぶり安値付近、市場は3月全人代に注目

[上海 23日 ロイター] - 上海外国為替市場で人民元は対ドルで7週間ぶり安値付近で推移。米連邦準備理事会(FRB)が積極引き締め路線を維持するとの見方からドルは堅調となっている。

22日公表の1月31─2月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、「インフレの上振れリスクが依然として政策見通しを形成する上で重要な要因」で、インフレが目標に回帰する道筋がつくまで利上げする必要があるとの認識が示された。

取引開始前に発表された元の対ドル基準値(中間値)は6.9028元。前日の基準値より269ポイント、0.39%元安で1月4日以来の低水準だった。

上海市場で元は1ドル=6.8950元で始まり、中盤時点で前日比40ポイント高の6.8860元。オフショア元は6.8904元で推移している。

国内銀行トレーダーは「国内スポット元がきょう心理的節目の1ドル=6.9元を抜ければ次の支持線は6.95元だ」と述べた。市場参加者の中には、元安基調が続けば、じきに7元を試すと見る向きもいるという。

市場は、「ゼロコロナ」政策撤廃後の経済状況や政府の今年の目標を知る上で3月の全国人民代表大会(全人代)と1・2月の経済指標に注目する。

JPモルガンは、「利下げと銀行預金準備率の引き下げがそれぞれあと1回行われる」と予想。利下げの時期は4月で、穏やかなインフレと第1・四半期の低成長を確認した後とみている。

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