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アジア通貨動向(23日)=ウォン主導で上昇

[23日 ロイター] - アジア新興国通貨は韓国ウォン主導で上昇。米ドルは、前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨がタカ派姿勢を確認する内容だったことを受けて最近の高値付近で落ち着いた動き。

0.25%利上げを決定した1月31─2月1日のFOMCの議事要旨によると、インフレ抑制が政策運営上の重要な要因とし、インフレ率が目標に回帰する道筋ができるまで引き締めを継続する必要があるとの認識が示された。

みずほ銀行の経済・戦略責任者ビシュヌ・バラサン氏は、0.25%利上げに「ほぼ全ての参加者」が同意したことがわかり、利上げ幅が0.5%に拡大する懸念が和らいだと指摘した。

TD証券の新興国市場戦略責任者ミツル・コテチャ氏は「FOMC議事要旨発表後、ドルに値固めの動きが見られ、そのせいでアジア通貨は上昇している」と指摘した。

ウォンは0.7%上昇。韓国銀行(中央銀行)はこの日、予想通り政策金利を3.50%に据え置き、インフレが予想通り低下傾向となれば利上げを再開することはないと述べた。

TD証券のコテチャ氏によると、中銀の一部委員が金利の最終到達水準を切り上げる構えであることがウォンを押し上げている。

シンガポールドルは0.1%高。1月のインフレ率が前月から上昇するものの予想には届かなかったことを受け伸び悩んだ。

フィリピンペソ、マレーシアリンギ、インドネシアルピアは0.1─0.3%高。

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