[23日 ロイター] - ロンドン株式市場は続落して取引を 終えた。配当落ちした銀行や製薬銘柄が売られたのが相場を押し下げた 。 英銀大手のバークレイズ、スタンダード・チャータード( スタンチャート)がそれぞれ0.1%下落。英製薬のアストラ ゼネカ、グラクソ・スミスクライン(GSK)はそれぞ れ2.5%、1.6%下げた。 一方、エンジンメーカーのロールスロイスが23.7%と急 上昇したことから相場の下げ幅は限られた。ロールスロイスは、最高経 営責任者(CEO)が2023年の利益増加見通しを示したことが好感 された。 中型株で構成するFTSE250種指数は0.56%高。 英エネルギーサービス企業のジョン・ウッド・グループが29. 0%上昇。米投資ファンドのアポロ・グローバル・マネジメントから買 収提案を受けたものの拒否したと表明したのが買い材料になった。 イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のマン委員は、昨 年のインフレ急上昇によってもたらされたリスクが緩和されたと言うの は時期尚早であり、利上げを継続する必要があるとの見方を示した。 ステート・ストリート・グローバル・マーケッツのマクロ戦略責任 者、マイケル・メトカーフ氏は「今の株式の主な原動力は、政策金利の 最終到達点が実際に織り込まれているかの再評価だけだ。たとえそれが 、まだ景気後退に陥っていないことを意味するにしてもだ」と指摘。さ らに1月の堅調な経済指標が投資家心理の重しになっていると言及した 。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7907.72 -22.91 -0.29 7930.63 (ーからご覧ください)
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