for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

上海外為市場=元7週間ぶり安値、米中緊張を嫌気

[上海 24日 ロイター] - 上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで一時7週間ぶりの安値に下落。米中関係の緊張が嫌気されており、週間ベースで5週連続の下げとなる見通し。

米国は台湾軍の訓練を支援する軍要員を増やす方針。米政府高官2人が23日、明らかにした。米中間の緊張が高まる中で訓練を拡大する。

中国人民銀行(中央銀行)は取引開始前、この日の基準値(中間値)を1ドル=6.8942元に設定。前日基準値に比べて86ポイント(0.12%)の元高水準だった。

スポット市場のオンショア人民元は6.9139元で取引を開始。一時1月3日以来の安値となる6.9220元まで下落した。中盤のレートは6.9183元で、前日終値比で95ポイントの元安。

この水準で夜間取引を終了すれば、週間で0.75%の下落となる。

心理的な節目となる6.9元の水準を抜けたため、一部のトレーダーは次の下値支持線として6.95元の水準を注目しているが、市場の関心はこの日発表の1月の米個人消費支出(PCE)価格指数に移る見通し。前年比ベースの上昇率鈍化が予想されている。

中国国内では、3月1日発表の中国の2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)の改善が広く予想されている。ゼロコロナ政策の終了で経済活動が拡大する見通し。

人民銀行の総裁人事にも注目が集まっている。関係筋によると、易綱総裁の後任に金融コングロマリット、中信(CITIC)集団会長の朱鶴新氏(54)が就く可能性が高い。

中盤のオフショア人民元は1ドル=6.9282元。

※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up