[東京 24日 ロイター] - 日本百貨店協会が24日発表した1月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比15.1%増の4311億円と、11か月連続プラスになった。また、入店客数も14.4%増加し、ともに2ケタの増加となった。
1月は、行動制限のない年初の販売が盛況で、クリアランスセールや各社が企画した物産展等の催事も集客と売り上げに寄与した。季節商材の福袋も、物価高を受け食料品など生活必需品を中心に好調だった。昨年10月の水際対策の緩和以来、回復傾向を強めているインバウンドも売り上げを押し上げた。
商品別にみると、外出機会の増加や気温低下で防寒商材が好調で、コートなど重衣料のほか、オケージョンアイテムも動いたという。また、身のまわり品や、美術・宝飾・貴金属など高額品は、ラグジュアリーブランドのバッグや時計を中心に増勢が続いた。
調査対象の百貨店は71社・185店舗。東京地区は前年比19.6%増と、17カ月連続プラスとなった。
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