[24日 ロイター] -
アジア新興国通貨は対ドルで下落した。米連邦準備理事会(FRB)が22日公表した1月31─2月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、「インフレ率が明確に2%に回帰する道筋がつくまで」金利を引き上げ、高水準に維持する必要があるとの考えで一致したことが分かった。
今週1週間では、マレーシアリンギが2.3%下落し、週間の下落率は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まって以来の大きさとなった。シンガポールドルは0.4%安で、4週連続で下落している。
タイバーツも今週、0.4%下げた。
バークレイズのアナリストは、世界経済の底堅さが一部の新興市場資産を支援するだろうが、米金利のピーク予想が切り上がったことなどでリターンが低下したと指摘。「地政学的緊張や政治的な不透明感の一段の高まりから、投資家のリスク選好姿勢は足元で抑制される可能性がある」とした。
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