[24日 ロイター] - 欧州株式市場は反落して取引を終え た。相次ぐ米経済指標から中央銀行が利上げを終了するには程遠いとの 懸念が高まって売りが優勢となり、相場全体を押し下げた。 米商務省が24日発表した1月の米個人消費支出(PCE)価格指 数の上昇率が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)が政策金 利をより高い水準により長く維持するとの懸念が高まった。 STOXX欧州600種指数は週間で1.42%下落し、 2023年に入って最大の下げ幅だった。主要消費国である中国の需要 低迷とドル高で金属価格が弱含み、資源株指数が5.37%下 落したのが下げを主導した。 ドイツ連邦統計庁が24日発表した22年第4・四半期の国内総生 産(GDP)改定値は前期比0.4%減と縮小した。インフレとエネル ギー危機が家計消費と設備投資の重しとなった。 ドイツの化学大手BASFは24日、7.9%下落。通 年の決算が減益になると警告し、従業員2600人削減と自社株買い取 りやめを計画していると表明したことが嫌気された。 旅行・娯楽関連株指数は2.98%下げた。 決算関連では、フランスの建設資材大手サンゴバンが4 .8%上昇。市場予想を上回る記録的な年間売上高を計上したことが材 料視された。 スウェーデンの放射線治療機器メーカー、エレクタは9 .2%上昇。22年第3・四半期利益が予想を上回ったことが好感され た。 <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 STOXX欧州600種 457.70 -4.80 -1.04 462.50 FTSEユーロファース 1805.03 -20.64 -1.13 1825.67 ト300種 ユーロSTOXX50種 4178.82 -79.34 -1.86 4258.16 <.STOXX50E > (ーからご覧ください)
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