[7日 ロイター] - アジア新興国通貨は大半が軟調。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の証言を前に投資家がリスク資産から手を引く中、インドネシアルピアが下げを主導している。
ルピアは一時0.46%下落し、1月12日以来の安値を付けた。韓国ウォンは0.1%安。
インドネシアのジョコ大統領は6日、2024年の大統領選挙と総選挙を延期するよう命じた裁判所の判決に対する控訴を支持すると表明した。
タイ商務省が7日に発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年比3.79%上昇し、伸び率は13カ月ぶり低水準となった。
タイバーツは一時0.49%安。
フィリピン統計局が7日発表した2月のCPIは、前年比8.6%上昇し、半年ぶりに伸びが鈍化した。
ゴールドマン・サックスのアナリストはノートで「われわれは中央銀行が3月の会合で政策金利を50bp(ベーシスポイント)引き上げると引き続き予想している。しかし、本日のインフレ指標が予想を下回ったことから、25bp利上げのリスクもある」と指摘した。
フィリピンペソは0.13%安。
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